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イラナイじゃんか
見渡せば
文句ばかり
そんな奴より
陰でそいつを
見下している
「ぼく」が一番……
いらないじゃんか
欠陥品で最低な
「ぼく」は
イラナイじゃないか
価値なんて
ないじゃんか
『それでも愛して』なんて
言えないよ
はいいろしずく
雨のなかで立ちつくす
しずくは 涙とまざり
冷えるからだ 見捨てるように
「全部あげる」といったんだ
愛されないなら
要らないよ
わたし、わたしが
嫌いなの
ちっぽけなプライド
洗い流してよ
きたない打算も 全部
おねがい どうか
わたしを消して
苦しみの連鎖
終わってもいい
全てがもう
限界なの
星は見えない
もう笑えないよ
自由なはずなのに
こんなにも
悪意は私を
しばりつけている
助けてよ
わるい子
私、わるい子ですか
愛される資格などないですか
“私ばっかりガマンして”
子どもみたいでしょう
ちぎれそうな心を
もてあまし
やりきれなさに
いきどおる
私のこと、きらいですか？
私、わるい子ですか
みじめな毒針
軽蔑しないで
あたし 最低って
気づいちゃうから
愛なんてしらない
キレイなものも
感動なんてしない
闇の中で
うつろな化け物が
あわれむの
あたしは
食われる価値もないの
私だけが
私はまだ
がんばれる
私が見てる
“完璧でいろ”
我慢すれば
気を遣えば
全てはおさまる
壊れそう
変になりそう
そんな弱さを
押し殺すように
私だけは
私が傷つけても
いいから
私はまだ
がんばれる……
アネモネ
“愛する事を怖れないで”
なんてさ
前の僕なら馬鹿にしてた
だって きっと 喪ったら
僕は空っぽになってしまう
君が全てを変えてった
だって大切なんだよ
君の存在は
こんなにも誇らしいんだ
幸せをありがとう
空を抱きしめながら
今にも空を抱きしめて
走り出してしまいそう
冴え渡る美しい青
何かが始まる
幕開けの予感
この衝動
もう止められないの
飛行機雲と追いかけっこ
明日は雨かもしれないけれど
その後に
虹が出るって信じているわ
走り抜きたい
山あり谷ありの
人生という道を
空を抱きしめながら
月の破片
貴方の悲しみは
私の痛みだから
苦しくて
苦しくて
どうにかなりそうよ
“耐えねば”と
愛を握りしめた
こんなに
ここまで
報われないのに
ひとかけらの勇気
“頑張らなきゃ”
焦ってる
誰も誉めてくれないのに
“もう駄目だ”と
諦める
だって私 愛されてない
それなら
孤独の箱庭を
捨ててしまえば
良いでしょ？
後はひとかけらの勇気
私に下さい